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食べ物情報(3)酒・飲料など

飲料


 缶やペットボトル入りで売っている飲料はだいたい次のようなも のがあります。

【缶コーヒー類】
「缶コーヒー」「缶コーヒー(ブラック)」「ミルクコーヒー(カ フェオレ)」
【炭酸飲料類】
「サイダー系」
【ジュース類】
「ストレートジュース」「濃縮果汁還元ジュース」「無果汁飲料」 「無果汁・炭酸入り」「果汁入り飲料」「果汁・炭酸入り」
【ミルク類】
「牛乳・加工乳」「乳酸飲料」「乳酸・炭酸入り」
【水類】
「ミネラルウォーター」「スポーツ飲料」
【茶類】
「緑茶」「烏龍茶」「紅茶」「麦茶系」
【ドリンク類】

 実にいろいろとあります。面白いのは、ドリンク類を除いて、ど の飲料もほぼ同じくらいの値段で、自動販売機で売られていること です。

 350ミリリットルの缶で110円、500ミリリットルのボト ルで150円、というのが自動販売機では、普通の値段です。

 自動販売機を置くのは、基本的にはその場所の所有者ですが、実 際に自動販売機を買って、商品も仕入れて売っている場合と、業者 がすべてを管理していて、場所を貸しているだけの場合があります。

 自動販売機の管理を専門にしている業者をベンダーといったりし ますが、ベンダーのトラックがたくさん走っているのを見ても、こ のごろでは業者まかせの自動販売機が多いのだと思います。

 私はずいぶん昔のことですが、ある病院の売店(大学病院の生協 の店)で働いていたことがあります。新米の仕事に、「自動販売機 の補充」というのがありました。

 病院というのは、実によく飲料の売れるところです。旧館は既存 の業者、新館は生協、と縄張りがあったのですが、各階に1台ずつ の自動販売機に、毎朝、缶ジュースを持っていくと、ほとんどすべ て売り切れになっていたりしました。

 昼にチェックして、最後に夕方にもう一度詰める、ということで、 日に2〜3回、缶ジュースをつめて廻るのです。1975年あたりの話 ですが、缶ジュースの価格は80円程度だったと思います。世間では だんだんと100円になってきていました。

 缶ジュースの原価はかなり安いので、利益率は高かったです。た だ、たいへん手間がかかるのと、絶対的には安い商品ですので、は たして儲かっていたのかどうか、私にはよくわかりませんでした。

 その病院の玄関に、コカコーラの大きな自動販売機がありました。 これは紙カップが出てくるタイプで、コカコーラの車が毎日来て、 カップと原液とガスボンベを補充していきます。原液を水道水で薄 め、炭酸を吹き込む、というやり方です。

 これも私の店の管轄で、苦情があったりすると、カギを持って、 玄関まで走るのです。噂によると、その自動販売機は、大阪で一番 の売り上げを誇っていたそうです。基本的に何もしないで良くて、 1杯うれるごとに10円だったか、くれるので、これはかなり儲か っていたようです。

 自動販売機もこのごろはようやく頭打ちになってきたようですが、 その勃興期に、私も片棒をかついでいたというわけです。

 ここまで書いて、無意識のうちに「缶ジュース」という言葉を使 いましたが、当時の缶入り飲料は、ほとんどが無果汁でしたが、果 汁のような色や味の、ジュース系が圧倒的に多かったのです。

 私の少年時代には、「ジュースの素」という怪しげな商品が大ヒ ットしたことがあります。あれは砂糖(甘味料)に香料、酸味料を 入れただけのもので、今にして思えば実にいい加減なものでしたが、 子供はとても喜んだものでした。

 「クリームソーダの素」というのもあって、粉末を水に溶かすと、 泡が立ってきて、しかも上にはクリームのようなものが浮かんでく る、というものでした。別に美味しくはないんですが、そのパフォ ーマンスがうれしくて、いつもそれが目当てで、お金持ちの友だち の家へ遊びに行ったものです。

 その後、コカコーラが日本に来たときのキャンペーンも話題にな りました。街頭に宣伝車を出して、通行人に無料でコーラを飲ます、 という、大変大がかりなもので、さすがアメリカはやることが違う、 と感心したものでした。なにしろ1ドル360円の時代です。

 私もそこで飲ませてもらったことがあります。すごい薬のような 苦さで、こんなものが売れるとは信じられませんでした。「ポパイ」 に出てくるハンバーガーというのが謎の食べ物で、翻訳小説に出て くる「ティッシュペーパー」が訳しようがなくて困った(田村隆一 氏談)という時代の話です。

 ハンバーガーにコーラ、というアメリカ文化がようやくやってき た、1960年代初頭の話です。

 そのコーラですが、学生時代に一度、ハマッてしまって、一夏、 コーラ漬けで暮らしたことがあります。ペットボトルなどない時代 ですので、「ホームサイズ」という大きな瓶を買ってきて、バイト をしてようやく買った小さな冷蔵庫に入れて、毎日飲んでいました。

 毎日、ホームサイズ1本を飲むのが、とても贅沢なことだったの です。(1本100円もしなかったと思います。)友人の間では、 コカコーラ中毒説(コカコーラには麻薬の成分が含まれていて、飲 むと中毒になってやめられなくなる・・)なども流布していて、私 も案外本当かも、などと考えながら飲んでいました。

 実際にはコーラは思ったほど売れず、そのかわりファンタが大ヒ ットして、コカコーラの日本上陸は成功したようでした。無果汁・ 炭酸入り、という「缶ジュース」のスタンダードになった、あのフ ァンタです。

 迎え撃つ日本側には、「バヤリース」「プラッシー」というのが ありました。いずれもオレンジジュース風の飲料です。日本側がオ レンジジュース風にこだわっていたのに対して、ファンタは毒々し い紫色の「グレープ」が主力でした。毒々しさでファンタの勝ち、 といったところだったようです。

 そういう時代を経て、あまりに不自然な飲料に疑問を持つ人も多 くなりました。それまでも個人的には、インテリ層を中心に、無果 汁飲料に批判的な人はいたのですが、1970年代に入って、ようやく 社会的に、果汁飲料への転換が求められるようになっていきました。

 私が自動販売機にタッチしていたのは、ちょうどそのころでした。 果汁入り飲料が美味しい、というのは受け入れられてきたのですが、 抵抗勢力も根強くて、100%ジュースはかえって美味しくないの で、50%が適当だ、とか、いや30%で良い、などと、いろいろ と言っていました。

 これは結構まじめに論じられていて、そう言っている人は、利害 がからんでいるとはいえ、本当にそう想っていたようでした。混ぜ 物をした方が本物より美味しいなんて、あまりありそうにない話で すが、本物は庶民の口には合わないだろう、というあたりが本音だ ったんだと思います。

 勿論、私は100%ジュース派だったのです。大学生協から地域 生協へ移ったころ、地元のみかんジュース工場の製造する、100 %ストレートジュースを仕入れる話をつけたのは、1977年頃だった でしょうか。

 飲料の話で「ストレート」というのは、濃縮還元ではない、とい う意味です。今では「ジュース」という言葉は100%果汁のもの しか使えない、という約束になっていますが、濃縮還元で100% であっても良いのです。

 普通5分の1程度に濃縮したものが売られています。それを4倍 の水で薄めると、100%になる、という計算です。100%以上 のものもできてしまう・・。

 「チューチューキャンデー」などといって、ポリの細長い容器に、 飲料を詰め、凍らせて食べる、というものが流行ったことがありま す。あれは生協でも人気商品で、どこでも扱っていました。市販で は無果汁が普通でしたが、生協のは果汁入り、ということがセール スポイントだったのですが、当時は10%ほどの表示でした。

 濃縮果汁を2%いれておけば、10%の表示ができますので、原 価はほとんど変わらない、というのが本当なのですが、生協の消費 者はそれで満足していたようです。

 また、果汁の種類も、いろいろな色をつけて、取り揃えていまし たが、実は果汁はどれも一緒なのです。一番味が薄くて、価格も手 頃な、濃縮りんご果汁なんかを仕入れて、あとは着色料、香料で何 にでも化けさせる、という手を使います。

 私は100%果汁のものを作ろうと、いろいろとあたって見まし た。ああいうものはどこで作っているかというと、もち屋さんとか、 こんにゃく屋さんとかなのです。

 要するに夏にヒマな食品メーカーの、夏場の仕事、としてやるわ けです。こんにゃく屋さんはその後、ゼリーなんかに乗り換えたよ うですが、もち屋さんは今でも作っていると思います。

 最初に30%果汁のものを作っているメーカーを見つけてそれを 扱い、最終的には100%表示のできるものを作ってもらいました。 少し割高にはなりましたが、ああいうものでも、やっぱり100% のものは美味しいです。(果汁の種類も本物にして、グレープ・オ レンジ・パイン・りんごというように果汁を仕入れていました。)

 蛇足ですが、袋入りキャンデーというのは、凍ったまま吸います ので、口に飲料が常にたまることになります。これは哺乳瓶をくわ えっぱなしにするのと同じような効果があり、結果として虫歯の原 因になりますので、要注意です。

 そこで最近では、真ん中で二つに折って、吸うのではなく、かじ るように勧めています。これが正しい?食べ方ですので、チューチ ュー吸わないようにしましょう。


2001.05.20

 自動販売機の飲料というと、缶入りと決まっていましたが、この ごろ都会では、ペットボトル入りのものもよく売られています。

 都会では、とことわったのは、私の近所では何故か缶入りのもの ばかりだからです。こういうものにも地域差というのがあるのでし ょうか。

 ペットボトルといえば、以前は1リットル以上のものばかりでし たが、500ミリリットル入りが出てから、すごく増えてきました。 たしかにあれは手で持ってそのまま飲むのに、ちょうど良いサイズ なんですね。申し訳ないですが、私は結構好きです。

 ペットボトルについては、いろいろと言われていますが、その話 はまた別の機会にします。今回は中身の話、ということで。

 缶入り、ペットボトル入りの飲料の添加物としては、ビタミンC があります。特にお茶系の飲料には、必ず入っています。ビタミン Cが入っていないと、すぐに色が変ってくるのです。

 以前、麦茶を売ろう、ということで、ボトル入りのものを試作し たことがありますが、このときもビタミンCなしではとても商品に ならない、という結論でした。

 ビタミンC自身は無害なものですし、大切な栄養素ですから、別 にこだわる必要はないのですが、やっぱりちょっとしたこだわりだ ったんでしょうね。

 最近、ビタミンCという表示がないものをみかけました。これに は「緑茶抽出物」という表示がありましたので、緑茶からとったビ タミンCを使っているようです。ビタミンCだけに精製すればビタ ミンCとしか言えませんが、未精製だと、天然物の表示で良いよう ですね。緑茶はとてもビタミンCの多いものなので、効果のほどは あまり変わらないと思います。

 ビタミンCにもいろいろある、などと思っている人もいるようで すが、これは誤解です。ビタミンC自体は簡単な構造の物質ですし、 L−アスコルビン酸という物質であれば、どれも同じビタミンCと 呼ばれる物質です。

 ビタミンCについては、「壊血病」という病気の歴史の本を最近 読みましたが、昔のヨーロッパの船乗りは、ものすごい率でこの病 気にかかっています。海軍では、戦死より壊血病の死者の方が圧倒 的に多かった、という話です。それほど重要な栄養素ですし、大量 療法なんかをとなえている人もいるくらいですから、まずどんなに とっても大丈夫と思って良いでしょう。(大量に摂取することが身 体に良いかどうかは知りません。)

 保存料の類は、基本的に飲料には使いません。これは缶やボトル につめる際に、中身の飲料を高温に保って詰めることができるから で、開封まで、ほぼ無菌の状態を保つのは、そんなに難しくないよ うです。

 いちばん不利なのは、あまり高温にできない、100%のストレ ートジュースの類です。そのせいもあるのか、この手のジュースは 一番美味しいのに、あまり自動販売機では見かけません。(コスト の関係もあるのでしょうが。)

 それ以外の食品添加物としては、スポーツ飲料などの缶をみれば、 いろいろと書いてあるのが、実はみんなそうなのです。

 そういう意味で、スポーツ飲料なんかは、使用している食品添加 物の数では、チャンピオン級、ということになります。でも、「無 添加のスポーツ飲料」といったら、それは単なるミネラルウォータ ーですよね。

 食品添加物がどうしてもきらいな人は、やっぱりこういうものは やめておいた方が良いです。

 ミネラルウォーターといえば、最近WHOから、水道水を飲もう、 というアピールがありました。実は水道水の基準の方がミネラルウ ォーターより、何倍も厳しく、すでに世界中のほとんどの上水道で、 ミネラルウォーターより安全な水を供給している、ということらし いです。

 ミネラルウォーターには、資源の無駄遣いという大きな問題があ るので、できるだけやめて、安全な上水道の水を飲もう、という趣 旨のようです。地球の裏側までエビアンを持って歩くフランス人に 聞かせてやりたい話ですね。

 安全性で選ぶなら、ミネラルウォーターより水道水、ということ は、ぜひ覚えておいてほしいと思います。

--〔↓引用はじめ〕------------------------------------------

◎、△、×は水道水を飲む立場からみた判断。

△水道水とミネラルウォータで基準が同水準である項目

 一般細菌、大腸菌群、カドミウム、水銀、鉛、セレン、6価クロ ム、シアン、硝酸性窒素、など

◎水道水だけあってミネラルウォータにない項目

 トリハロメタンなどの有機物、農薬類、その他多数。

×ミネラルウォータにだけ基準があって、水道水に無い項目

 バリウム、硫化物

×水道水の方が基準が緩い項目

 多分なし。

◎ミネラルウォータの方が基準が緩い項目


ミネラルウォーター水道水
ヒ素0.05mg/リットル0.01mg/リットル
フッ素2mg/リットル0.8mg/リットル
ホウ素〜5mg/リットル1mg/リットル
亜鉛5mg/リットル1.0mg/リットル
マンガン2mg/リットル0.05mg/リットル

(市民のための環境学ガイド より
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/Eco21Water.htm より)

--〔↑引用おわり〕------------------------------------------

 その他の食品添加物では、甘味料、酸味料、香料などというもの はたくさんの飲料に使われています。これらは不要な食品添加物と いうわけではなく、飲料それ自体の個性の中心をなす部分です。

 砂糖以外の甘味料としては、ソルビトールなどの糖アルコール類、 カンゾウ、ステビア、ラカンカなどの抽出物、アスパルテーム、な んかがあります。アスパルテームについては、「甘味料」の欄に書き ました。

 酸味料では、クエン酸やリンゴ酸が一般的です。前回もちょっと 書きましたが、こういった飲料はみんなかなり強い酸性を示します。 (アルカリ性の飲料なんて、美味しくなさそうですね。)それで、 少しずつ、ちびちびと飲むのは、歯の健康にとって、良くありませ ん。コップに入れ換えた方が良いと思うのですが、そうでなくても、 できるだけ、ゴクゴクと、いっきに飲んだ方が良いということです。

 最悪が哺乳瓶です。ちょっと大きくなった赤ちゃんに、哺乳瓶で ジュースを与える、というのは実に良くありません。本当に歯がな くなってしまいます。中身が牛乳であっても、口の中で簡単に乳酸 ができる、ということなので、基本的に、飲み物を哺乳瓶で与える のは止めた方が良いと思います。

 香料については、非常にたくさんのものがありますが、いずれも 微量ですので、特に問題とされることもないようです。100%ジ ュースでも、濃縮果汁還元のものは、必ず香料が入っています。

 これは濃縮するときに、揮発性の成分(要するに香りの成分)が どうしても揮発していってしまうので、それを別に集めて、還元時 に添加してやる、という関係になります。なんとかフレーバー、と 言って、香料として売られているものは、だいたいこうしてできて います。

 濃縮果汁を水で薄めて、香料を添加し、たいていはその上に甘味 料(主に砂糖)を加えたものが「濃縮果汁還元」というものです。 同じ「100%ジュース」といっても、ストレートのものとは全く 違う品質のものである、と私は思います。

 かといって、ストレートのまま輸入してくる、というのはあまり に贅沢な話ですし、国産果汁は値段は高いし品質は疑問だし、いろ いろと難しいものです。

 国産果汁の品質の問題というのは、国産の果汁というのは、要す るに等外品などの、品質の劣る果実を買い取る、農家の救済手段と しての面が強く、本当に美味しい果実からジュースを作る、という ことが、外国と違ってされていないからです。

 これは日本では生食用の果実が異常に高価である、ということと 裏表の関係にあります。こういった価格構造が、国際的な競争の中 できしみをたてている、というのがこのごろの問題です。


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