安心!?食べ物情報>食べ物情報(2)加工食品>お菓子など

トップページ
Index

宮沢賢治の童話と詩 森羅情報サービス
宮沢賢治の童話と詩が読めるサイトです。

ここは「禁煙サイト」です。喫煙中の閲覧はご遠慮ください。
質問・意見などをお寄せください。
お名前
メールアドレス
<メッセージ>

食べ物情報(2)加工食品

お菓子など


【本物のチョコレート?】

 2月8日の毎日新聞に、チョコレートの記事が載っていました。

 ベルギーで今年1月、カカオ豆を砕いたカカオマスとカカオバタ ー、砂糖のみで作ったものしか、チョコレートと認めない、という ことが決まった、という記事です。

 この基準でいくと、日本で売られているチョコレートは、みんな チョコレートではない、ということになります。

 実はEU内部でも、ベルギー、フランスなど一部の国の主張で、 EU全体としては5%までなら植物油脂の混入を認める、という線 で調整中ということですが、まだもめそうです。

 この手の基準は、その国の文化との関係で、なかなかむずかしく、 いつも国際的にもめる原因になります。

 そういえば、少し前に、日本と韓国で、「キムチ」の基準でもめ ていました。キムチといえば韓国のもの、と思っていましたが、輸 出量では日本の方が多く、韓国側からいわせると、あんなものはニ セモノだ、ということになるのです。

 ドイツではビールは麦芽100%のものしか認めないとか、フラ ンスではワインに補糖は認めないとかいう話は以前にしましたが、 この手のこだわりは、それぞれの国にあるものです。

 日本なら、日本酒の原料は米以外は認めない、といえば格好いい のですが、なかなかそういう風にならないのは、何が原因なのでし ょうか?

 でも、外国の話を真に受けて、「ビールはモルツに限る」などと いうのも、文化に対する理解が低いと思います。私たちの国には私 たちの文化、でいいのではないでしょうか?

【カカオバター】

 チョコレートが甘いのは単に砂糖を入れているからです。チョコ レートの食感といえば、カリッと噛んだあと、口の中で溶けてくる のが一番の特徴ですが、そこにカカオバターの秘密があります。

 脂肪の融点は構成する脂肪酸の種類によって決まります。一般に、 炭素数の少ない、「短い」脂肪酸は融点がひくく、常温で液体にな り、炭素数の多い、「長い」脂肪酸は常温で固体です。(詳しくは 「食べ物情報」の欄に書きます。)

 一般に、植物油脂はほとんどが常温で液体、牛や豚などの脂肪は 個体であるのは、ご存知のとおりです。実際の溶け方は油脂の種類 によって、様々です。

 カカオバターの脂肪酸の組成は、常温(28度くらいまで)では 個体ですが、人間の体温ですぐに溶けていく、というシャープな融 点を持つことが特徴です。

 日本では、もう少し溶けやすくするために、植物油脂を加えるこ とが多いということです。

 実は、カカオバターとそっくり同じ溶け方をするような脂肪酸組 成の人工的に作ることは可能になっているらしいです。風味の問題 までは無理なのでしょうが、普通の植物油脂を原料にして、チョコ レートを作るのは十分可能ということです。

 カレールウなどの「粘り気」の正体も、以前は小麦粉をいためた 「ルウ」でしたが、今は牛脂などの、高温ではじめて溶ける脂肪が 主になっています。熱いご飯にかけて、ふうふう言いながら食べる 温度で、ちょうど良い粘りになるのです。

【その他の話題】

 それから、今人気の「生チョコレート」というのは、純粋のチョ コレートではなく、チョコレートと生クリームを混ぜたもので、こ れこそベルギー人から見れば、「チョコレートではない」というこ とになるそうです。

 しかし、「生」とつけば、こちらこそ本物のチョコレートという 気がしませんか?「生クリームチョコ」ではなく、「生チョコレー ト」という名前はだれがつけたのでしょうかね。ちょっと看板に偽 りありです。

 しばらく前の話ですが、チョコレートに含まれる「ポリフェノー ル」が話題になったことがありました。チョコレートに関する学会 での報告でしたが、ちょっと業界の陰謀のようなところもあります が、別にでっち上げ、というわけではないようです。

 同じ学会で、チョコレートのカロリーが思われていたよりも低い、 という話がありました。チョコレートの脂肪の、かなりの部分が、 消化されずに、体内を通過してしまうから、というのです。

 消化、吸収されない脂肪、というのは、嘘のような話ですが、作 り話という感じではなかったので、今後に注目、です。最近、「肥 らない油」というのが市販されていますが、同様の研究から生まれ たものなのでしょう。

 メーカーの気持ちもわかりますが、こういった研究の成果を、す ぐに商品にしてしまうのは、何だか急ぎすぎのように思います。し ばらくしてから、思っていたほどの効果がでなかったり、副作用が あったり、しなければ良いのですが。

 今まで、こういったことがあって、消費者の不信をかったことが あるのではないでしょうか?


★このページのトップへ★